nakataな日々

やれやれとトホホな毎日

ただいま絶賛失業中

3月末で仕事を辞めて、早4か月が経とうとしておりますが未だに家にいます。辞めてから2か月後くらいには新しい仕事を始めようと思っていましたが、断捨離やら資格取得やらあれこれしていて気が付けば6月。さすがに動かなくちゃ~と思っていたのに7月からの猛暑で外に出る気力もなく、うだうだとそのままな状態。忙しかったのは2か月でその後は特にしたい事もなく正直ヒマでヒマで仕方ないのですが、ありがたいコトに金銭的にひっ迫していないのと家事をグダグダやっていれば1日が過ぎてしまう。いいのか悪いのか・・・いいとは言えないかな~。

 

で、現在失業保険を貰っているのですが、そのことについて備忘録。

 

3月末で仕事先が他の会社に乗っ取られたのでやむなく離職。早速離職票なるものが送られてきたのはいいが、見てびっくり、なんと「自己都合」による退職になっていた。おいおい、職場がなくなって離職したのは明らかに「会社都合」だろうよ・・・

 

自己都合による離職と会社都合による離職では、その後の失業保険の給付に雲泥の差があります。とにかく、こちとら会社の不甲斐ない仕事っぷりのお陰で職場を失い仕事を失ったのだからどこが「自己都合」な訳?ということでハローワークのお姉さんに切々と訴えると最初は「(辞めた会社でやっている)他の仕事を斡旋されてそれを断った経緯からすると自己都合に限りなく近いから無理ですね(お気の毒に)」とあっさり言われたけれど、そこはおばさんなのであっさり引き下がるわけには行かない。するとお姉さんから「異議申立て書」なるものを書くように言われたので、その場で記入。書きたい事は沢山あったけれど、なるべくシンプルに「働く場所がなくなった」旨を書いて提出。

 

後日ハローワークから電話があり「会社に電話で問い合わせたところ、あなた(私)がこちら(会社)で斡旋した職場では働く意思がなく、自分でスーパーマーケットでの仕事でも探すから大丈夫と言った、と言われたのでこれ以上の申立ては受け付けないから、異議があったら直接会社と交渉してね」と言われたので「では直接交渉します」と伝える。

 

「スーパーマーケットでの仕事でも探す」?なんじゃそりゃ?そんなこと一言も言ってないし。

 

この辺りで「あの会社じゃ話が通じるわけがなかった」と面倒になりその件は放置したままに。

 

が、実は同じ職場に勤め、そのまま新しい会社にスライドで雇用されたものの週20時間以内の勤務になったので「調べたら失業保険貰えるから手続きするわ~」という関西出身のおばちゃんがいて、その人も同じく離職理由に異議申し立てをして同じような返事を貰っていたのですが、その関西おばちゃんが「やっぱり納得出来ないからもう一度申立てするし、前の会社の担当に直談判する」と。やっぱり関西人は違うわ~

 

1回目の認定日前日。たまたま関西おばちゃんの認定日が私の認定日の前の日だったので「再度ハローワークで異議申立てを書き、会社の担当者に直接会いに行って話してきたから貴女もそうしなさい」(この時点では結論は出ていなかった)と連絡が。

 

関西人恐るべし(褒めてます)

 

半分面倒だし早く会社と縁を切りたかったけど関西パワーの勢いに押される形で、渋るハローワークのお兄さんに話をし、異議申し立てを今一度書き、会社の担当者に電話。すると担当者が

 

「ああ、会社都合でOKとハローワークに返事するよう事務に言っておいたから」とな・・・関西おばちゃんの直談判のお陰でしょう(笑)言ってみるもんだわ。

 

なんでこうもあっさりとコトが解決したのか予想するに、多分最初にハローワークから電話を受けたのが、仕事出来ませんを絵に描いたような典型的やる気ないけどプライド高し担当者Aで、関西おばちゃんと私が直接話した担当者Bは、唯一あの会社で「話が通じる人間」だったからではないかと。

 

ことがあっさり決まりすぎだし、担当者の一存で簡単に覆るのもありなの?とワケワカメですが終わり良ければ総て良し。最初で最後のご厚意とありがたく受け取らせて頂きます。所詮その程度の会社だったんでしょうね、全て成り行き任せのいい加減さ。

 

とにかく縁が切れてメデタシメデタシ。お陰様で自己都合離職(給付制限付き、給付期間90日)から晴れて会社都合離職(給付制限なし、給付期間240日)の扱いになりました。

 

ちなみに、失業保険給付期間でも「アルバイト」は出来ます。認定日に提出する書類にも働いた日を記入する欄があるし、そこに記入がなくてもハローワークで必ず「この期間に働いた実績はありませんか?」と毎回しつこく聞かれます。上記の関西おばちゃんを例にとると、同じ職場ながら新しい会社で週20時間未満の「アルバイト」をしているけれど、実際は週20時間以上の勤務で働きたいので絶賛就職活動中です!!ってみなされている状態。なのでアルバイト実績を正直に申告していればその働いた日の分を差し引かれた日数分の給付があるみたいです。詳しくは聞いていないけれど。

 

私はというと、さてどこから手を付けようか・・・ってコトであれこれ見ていたら、ハローワーク主催の「就職のための教養講座①~⑤」みたいなのがあったので、ひとまず申込み。他にも調べたら関係機関の中高年向けの講座やら、女性向けの講座やら、お上は知らないところで色々やっていて、こんなに出先機関みたいな団体がしのぎを削って?懇切丁寧に納税者のお世話をしているのね・・と改めて「税金とは?」と思わなくもない現実にびっくりしています。多分世の中にはこんな団体とか組織とか沢山あって、極一部の人向けのサービスが税金で賄われているんでしょうね。知らないって損。

 

最初に受けた講座は中高年向けのものだったのですが、なんというか・・・優しい(笑)当たり前ですがその場にいる人は「失業中のおじさんおばさん」な訳で、中には「一日も早く就職先を見つけないと!!」って意気込みの人もいるでしょうが、基本的には「まあ、のんびり探そう」なスタンスの人が殆ど(だと思う)

講師の人も慣れた感じで、いかに退屈させずにポイントを教えるかってコトを第一にしつつ「中高年の就職事情」の現実を教えてくれます。特に男性を意識した「今までのキャリアはなかったものとせよ」というメッセージに泣けたわ~。団塊の世代が中心の65才リタイア組の一番の問題がこの「社会では通用しないのに、捨てきれないプライド」ですもんね。おんおん。思い出すのが前の会社に来たアルバイトのおっさん。文句ばかりで自分では何にも出来ないのに(鍵締めひとつ出来なかった)プライドだけは富士山なみで「私がこの仕事を始めたのは地域社会への貢献及び、今までの実績を活かすべく・・・」ってデカい声で朗々と演説始めちゃってたな。お気の毒に。

 

他の講座にも出ましたが、共通して言われるのが「急がなくていいから、自分の興味と経験と条件の3つにマッチした仕事を探してください」つまり、テキトーに決めてまた失業しないでね。ってコトでしょうか(笑)とにかく自己分析!!まずはそこから!!としつこく言われます。まとめると

 

1 過去の経験を分析し(スキル)

2 現在の条件を考え(価値観) 時間や収入条件

3 未来(この先)どんな分野に興味があるのか

 

の3つが重なった仕事を見つけろと。それこそ天職だと。

 

ふむふむ。

 

あまりにも毎回毎回同じことを言われるので、ありがたく自己分析という名の自分探しの旅にでて、こんな年のおばちゃんを笑顔で受け入れてくれる職場を探そうと思ってます。確かに人手不足の現在、選ばなければおばちゃんでも仕事は見つかるけれど(もちろんキラキラした所ではない笑)入って辞めてを繰り返すエネルギーもないのでね。

 

てな訳で、ただいま絶賛失業中